LINEで成果を上げるために知っておくべきこと

 

インスタグラムやfacebookのように工務店の公式LINEアカウントを作成し、見込み客とコミュニケーションを図り営業活動に活かす工務店が増えました。

ゴデスクリエイトの調査によると、問い合わせを毎月20件以上獲得している工務店の内86%は既にLINE公式アカウントを運営している状態にあります。

 

LINE公式アカウントでできること

LINEは、2019年4月に今まであった中小企業向けサービスと大企業向けサービスを統合。旧LINE@がLINE公式アカウントとして生まれ変わりました。

無料プランから利用可能で、メッセージ配信、LINEチャット、タイムライン投稿の基本機能に加えてクーポンやショップカード機能、オプションでAPI連携などができます。

工務店では、メッセージ配信を週1回、LINEチャットを公開、タイムライン投稿を最低週1回、行っているところが多く、配信メッセージからホームページへの集客、チャットで問い合わせ獲得、などの成果を得ておられます。

チャットは「大変そう」「対応できない」という理由で避ける工務店もありますが、家族や友だちにさえ電話でなくLINEで連絡をする今、「工務店にだけは電話でなければ問い合わせができない」という状況はわずらわしさを生み、お客様にとっての快適を無視したサービス低下へとつながってしまいかねない状況です。

 

LINEでメッセージを配信。その効果は?

メッセージ配信は、登録している友だちに一斉にメッセージを配信するものです。(セグメント配信も可)

工務店では、〇〇通信の発行やイベント案内DMなど、紙またはメールで見込み客にアプローチをしてこられたことと思います。これら情報のお知らせを、見込み客の日用品であるLINEで行えるのがメッセージ配信の特徴。

事例をご紹介します。2016年からLINEを開始したT工務店。LINE友だち数は245人です(2019/8/6現在)。運用は、メッセージを毎週1回配信。同じ内容をタイムラインでも投稿、LINEチャットによる受付も公開しておられます。

このT工務店はLINEで毎月約350人をホームページに集客しています。

 

集客は主にメッセージ配信で行っており、2019年7月のメッセージ配信内容は以下でした。

  • 7月 第1週 完成見学会
  • 7月 第2週 完成見学会
  • 7月 第3週 ニュースレター
  • 7月 第4週 完成見学会
  • 7月 第5週 完成見学会

 

 

問い合わせを獲得するためには、ホームページに人が来てくれなければ始まりませんが、LINEは集客装置として十分機能することがお分かりいただけると思います。しかも完成見学会を告知し完成見学会予告ページへ集客しているわけですから、見込み度合いが高い。

見込み客の育成ツール、見込み客とのコミュニケーションツールとして位置づけ、ホームページへの集客装置として運用することが、LINEで成果を出すポイントとなります。

 

ホームページへより多く集客するために

見込み客に情報を提供しそれをきっかけにホームページに誘導、問い合わせを獲得するためには、いかに効率よくこのメッセージからホームページに誘導できるかがポイントです。

配信できるのは次のものです。

  • テキスト文章
  • 画像
  • 動画
  • スタンプ
  • クリックできる画像(リッチメッセージ)

 

クリックできる画像(リッチメッセージ)とは、大きな画像にURL情報を付与し配信するもので、画像をクリックすると、ホームページに誘導することができます。通常の画像配信ではクリックしても画像が大きくなるだけでホームページへは誘導することができません。

 

ホームページへ誘導するためのリンク設定は

A:リッチメッセージの画像に設定する

B:メッセージテキストにURLを記載する

のいずれかです。

 

事例をご紹介します。2017年からLINEを運用しているU工務店で、Aのリッチメッセージ画像を使用した場合とURLを張り付けた場合でホームページへの流入率を調査しました。

その結果、Aの場合誘導率27.5%、Bの場合6.5%と、なんと4.2倍もの違いがでました。

 

 

同様の数字は複数の工務店であらわれており、サイトへの誘導はリッチメッセージで行ったほうが良い、という結果となっています。 

リッチメッセージは、2019年に新しくなったLINE公式アカウントから、無料プランでも利用することができるようになりました。

でも、

  • リッチメッセージを知らない
  • 無料プランでリッチメッセージが使えることを知らない
  • 画像を作るのが面倒

という理由でリッチメッセージを使用していない工務店が多いのが現状です。

 

リッチメッセージ画像、どうやって作れば良い?

メッセージは、お客様の日常に定期的に登場するために週1回配信することがおすすめです。

しかし、週1回リッチメッセージ画像を作成するのは、なかなかのハードルです。

フォトショップやイラストレータが使えなくても、制作会社に都度依頼して費用を支払わなくても、素敵な画像を作成したい・・・。

そんな時にオススメなのがcanva

クラウド型サービスで、ネット環境にあるパソコンでサイトにアクセス、アカウントを作成すれば無料で利用することができます。

用途に合わせたテンプレートが沢山あり、そこから好みのものを選択。文字やイラスト、写真などを自由に追加編集できます。

日本語フォントも豊富で、まるでプロが作ったかのような画像を短時間で簡単に作成できるのが特徴です。

 

ビジュアルコミュニケーションの今、知識がなくても簡単に画像を作れる方法を知っていることは、とても大切なノウハウです。

 

注目のLINE広告

WEB広告といえば、

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • facebook広告
  • インスタグラム広告

が今までの主流でした。

これから大注目はLINE広告。工務店でもLINE広告の活用が始まりだしています。

LINE広告だけでなくピンタレスト広告やYouTube広告など広告サービスを新しく開始したもの、広告機能が強化されたものなど、WEB広告の多様性が広がっています。

人が集まるところにお店を出すことは基本ですので、紙媒体とは違い、AIも活用しできるWEB広告の導入は工務店にとって必須の武器と言えます。

 

LINE広告の機能や成果は、データが集まり次第公開したいと思います。

 

 

 LINEの新機能「AIを活用したシンプルチャット」

2019年8月8日に新機能「シンプルQ&A」が登場しました。AIを活用したチャット機能です。

ユーザーから送られてきたメッセージのカテゴリをAIが判別し、カテゴリーごとに設定された回答メッセージを返信するものです。ユーザーからの簡単な質問にはAIを使って自動で回答し、難しい質問には有人のチャットで回答できるようになります。

LINEシンプルQ&A

こちらも無料プランから利用可能ですので工務店が知っておくべき機能です。

 

先日のLINEカンファレンス2019で発表があったとおり、LINEではOpenChatというサービスが始まります。先日利用の先行応募があり、ゴデスクリエイトは先行利用に当選。これから実証実験が始まります。こちらも随時報告したいと思います。

 

LINEではその他にも、パラメーター設定やオープンブラウザ機能など知っておくべき機能が沢山あります。

工務店WEB担当者も止まることなく学び続ける仕組みが必要ですね。

 

 

 

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