靖国神社
九段下駅で降りた目的は。
ここ数年の中で、絶対行きたい場所となった靖国神社。
東京に行くことはあっても、立ち寄るチャンスがなかった靖国神社。
勝尾青龍洞先生の展示会が日本橋三越本店でなければ、
きっと今も「いつか」のままだった靖国神社。
今日、ここに来られたのは偶然ではなく必然。感謝の気持ちを
いっぱい抱きながら第一鳥居前へ歩きます。
人がいっぱい。私が想像していた靖国神社とはまったく違う賑わい。
それもそのはず、靖国神社は東京の桜の名所でもあるのですね。
そう言えば、東京の桜の開花宣言の基準となる標本木があることで有名でした。
人をかき分けかき分け1つ目の鳥居をくぐると道の両脇には
お花見をする小グループ郡がずーっと続きます。
京都で例えるなら円山公園みたい。こんなことしてもいいんだ。なんだか拍子抜け。
人けのない参道を、神妙に厳かに歩く場所だと想像していました。
普段はどうなんだろう・・・と思いながら歩き進めると路上ライブが始まる気配。
靖国神社の桜の花の下で「同期の桜」を歌う会、でした。
初めて聞く軍歌、当時の愛唱歌。この日の為に集まった、たくさんのご年配の男性、
女性が大きな声で歌われています。
時間の許す限り、何も語らず歌い続けたい。そんな思いがひしひしと伝わってきた、歌う会。知らない歌ばかりです。でもその場を動くことができません。
やはりここは靖国神社でした。
第二鳥居をくぐると、直径1.5メートルの菊花の紋章がある神門です。
有名な標本木。今年の開花宣言される正にその瞬間を、私も朝の情報番組「スッキリ」の生中継で見ました。
お花見だけでなく、参拝の人たちもあふれていました。若い人もいっぱい。
カップルも、グループも、お1人も。
私が想像していた靖国神社は、報道で見る・知る・感じる、がすべてでした。
国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝える
ことを目的に創建された神社です。
が、地域の神社と何ひとつ変わらない。老若男女の区別なし、多くの日本人に愛され、賑わう場所であることを体感したことは、私にとって大きな大きな出来事でした。
正式参拝もさせていただきました。神妙で厳かでした。
厄除けや、学業成就などの祈願もしていただけるようですが
手を合わせたら、ありがとうございますの言葉しか見つからない。
素晴らしい1日でした。