瓢亭と今年最後の桜
400年近い歴史を持ち、客室はすべて独立した茶室で懐石料理をいただける瓢亭本館。
今日はそんな瓢亭の味を気軽に味わえる、西隣の別館で松華堂弁当をいただきました!
谷崎潤一郎が愛した瓢亭の味と南禅寺の桜。なんとも贅沢な京都の春のランチを体験することができました。
瓢亭の松華堂弁当。内容は写真の通り。お味も400年の歴史に偽りなし。私などが特別語ることはありません。でも、個人的に瓢亭さんの忘れられない味が2つ。1つは白味噌仕立ての汁椀。京都ですけど、白味噌の汁椀を初めていただきました。白味噌ファンの私はお椀の蓋をあけた瞬間、とろけました。味わって味わって一気に飲み干してしまいました。
美味しかった・・・。
そしてもう一品は筍。筍を見直しました。日本の春を代表する食材なのだと知りました。
最後に谷崎潤一郎の言葉をひとつ。
「兎に角、瓢亭の料理だけは、一遍東京人も喰って置くべきである。
人に依って好きずきはあるが、先づ西京第一流の名を辱かしめないものであろう。」
今日の京都は風の強い雨模様との予報。ギリギリ今年最後の桜に間に合いました (^O^)/