本場のオペラを観たい。
そう思い続けて、やっと音楽の都ウィーンでその夢が叶いました。
パリのオペラ座も、ミラノのスカラ座も、ベネチアのフェニーチェ劇場も。年末年始のプログラムは、秋に発表されるので、期待に胸ふくらませ待つのですが、バレエだったり、コンサートだったりで、オペラとのご縁が中々スタートしません。
年末年始にこの夢は叶えられないのかも・・・そう思いながらのウィーン。国立歌劇場は、ドキドキしてプログラム発表を待たずとも、年末年始はオペレッタ「こうもり」が定番とのこと。やった!
オペラは「歌劇」。オペレッタは「小さなオペラ」「軽歌劇」と訳され、貴族の楽しみだったオペラを庶民にも楽しめるように、コメディ形式にしたもの。そして「こうもり」は、ヨハン・シュトラウス2世作曲のウィンナ・オペレッタ最高峰と言われる作品で、ドイツ語圏の大晦日恒例の出し物となっているそうです。
事前にあらすじをウィキペディアで予習した時、大笑いしました。お子様には単純すぎる話、となるようですが、いえいえ、どうして、これはとっても深い大人のお話。もっと長く生きたら分かりますよ〜、きっと。
世界屈指の歌劇場であり、ランドマークでもある「ウィーン国立歌劇場」。
座席毎に設置されているモニター。なんと日本語字幕もありました!
どんなに夢憧れていても、眠たくなるのは何故でしょうか?!過去の教訓から学び、気合い入れて臨みました。見事、あくび無しの観劇でした。
チケットは売り切れますが、更なる需要を満たす為、パブリック・ビューイングを無料で公開し、潜在需要の掘り起こしをおこなっているそうです。素晴らしいです。
あくび無し対策として、夕食はすべて観劇の後にしてみました。この日の夕食は23時。
フォルクスオーパーでこうもりを鑑賞してこられたという、とっても素敵なご夫妻に「こうもり、ですか?」とお声をかけていただき、楽しいひととき。
忘れられない、初オペレッタの夜となりました。