松岡紀子 松岡紀子

シアトル通信⑦〜amazon~

公開日:2018/10/29(月) 更新日:2018/10/30(火) 海外視察

この度の出張にあたり、2冊の本を読んでいました。1冊は『Microsoft 再始動する最強企業」、もう1冊は「amazon 世界最先端、最高の戦略」。夢中になる内容で、あっという間に読破しました。

 

2冊を読み終えて一番印象に残ったことは、Microsoftも、amazonも、「お客様」を最も大切に考えている会社である、ということでした。

 

「お客様のために」

 

お客様の喜びをどう増やし、どう継続していくかが、商売の基本だと思っています。それは国境を超えて当たり前なのかもしれませんが、とても感動しました。



『Microsoft 再始動する最強企業』に、「顧客」という文字が22回登場しました。
『amazon 世界最先端、最高の戦略』に、「お客様」という文字が19回登場しました。

一軒のお得意を守りぬくことは百軒のお得意を増やすことになる」経営の神様、松下幸之助さんのお言葉。大切にしている言葉です。

 

DAY1。今が常に1日目である、の意。Amazonの本社として使用されるビルにつけられる名前で、常にジェフ・ベゾスCEOのオフィスが置かれるビルでもあります。

 

出張のクライマックスは、amazon web servicesで働いておられる日本人エンジニア、江口さんとのミーティングでした。与えられた時間は3時間。たったの3時間。ぼーっとしてたら、あっという間に過ぎてしまうよー、みんな!!もちろん自分にもプレッシャーをかけて臨んだ、江口さんとの時間。

 

開口一番から、江口さんも私たちと同じ思いで3時間1本勝負に臨もうとして下さっていることを理解しました。

 

どれだけ短い時間でわかりやすく、amazonの歴史を知ってもらえるか

どれだけ短い時間でわかりやすく、amazonの理念を理解してもらえるか

どれだけたくさん、ゴデスクリエイトの知りたいことに答えられるか

どれだけたくさん、ゴデスクリエイトを楽しませることができるか

 

そのことだけを考えて、江口さんは私たちの前に居てくださっているとしか思えず。休日の土曜に、仕事でも使命でもなんでもないのに、です。



amazonは「地球上で最もお客様を大切にする企業」である。正に江口さんは、アマゾンの社員さんでした。

 

 

江口さんって本当にエンジニアでいらっしゃいますか?私には、バリバリの営業マンにしか見えません。

 

と申し上げたら、大爆笑され、「営業の方が向いてるんじゃない?ってたまに言われます。自分でもそうかな〜って思います。」と。やっぱり!

 

「なんとなくアマゾニアンがどんな所で働いているかお見せできたと思います。面白い会社です。私も今日ご一緒して、みなさんがこういう所で驚かれるんだ、と勉強になりました。」

 

あっ、これ、ゴデスクリエイトと一緒ですね!と歩きながら思わず社長に囁いた、アマゾンのスローガン「WORK HARD, EAT WELL , MAKE HISTORY」。懸命に働き、よく食べて、歴史を作ろう!


お酒を飲むことがストレスリリースとおっしゃる江口さんに、吟味を重ね持参した日本のお土産をお渡ししたら、「超うれしいです!こちらでは日本の物が中々手に入らなくて。甘いもの大好きです。金平糖だから日本酒かな〜。」と嘘偽りのない、こちらを幸せにする満面の笑顔。

 

アマゾニアン江口さんは、喜びの表現も超一流でした。



会社に誇りをもってKPIを達成すべく厳しく、でも楽しく働いておられる江口さんから多くを学ばせていただいた貴重な3時間でした。