ホームページは、工務店にとって新規顧客を獲得するための重要なツールです。
しかし、デザインや機能がどれだけ優れていても、それがユーザーにとって使いやすく、魅力的でなければ意味がありません。
2024年の最新トレンドを踏まえたデザインや、実際に成果を上げた活用事例を知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、全国の工務店がどのようにホームページを活用しているか、ケース別に成功事例をピックアップしてご紹介します。
単なるデザインの紹介に留まらず、成果を出すための考え方もポイント別に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
ホームページで集客を目指すなら、デザインは好みだけで選ぶのではなく、シンプルかつ使いやすく、わかりやすいことが鍵です。
この記事で紹介するホームページデザイン事例を参考に、効果的なデザインを取り入れてみてください。
気になるデザインがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
さらに、他のゴデスクリエイトが手掛けた工務店ホームページ事例もぜひご覧ください。
反響の取れるホームページのポイント
シンプルデザイン
スマートフォンの小さな画面でユーザーが最も重視するのは、コンテンツ(=情報)です。
コンテンツを引き立たせるためには、ホームページのレイアウトデザインを極力シンプルにすることが望ましいです。
色使いが強すぎたり、装飾が多すぎたり、主張が強すぎるデザインでは、最も見せたい商品やサービスのリアルな写真や映像が埋もれてしまいます。
使いやすさとわかりやすさも重要
スマートフォンでユーザーにとって使いやすく、わかりやすい高品質な体験を提供することも不可欠です。
例えば、わかりやすいメニュー構成や、どこからでも簡単にメニューボタンが押せる設計など、利用シーンを想定した細部に配慮した設計が、ユーザーの満足度向上に繋がり、結果として集客にも良い影響を与えます。
タイパ意識を満たす高速表示
ホームページの表示速度も重要な要素です。
現代のユーザーは長時間待つことに対して忍耐力がありません。
情報が素早く表示されなければ、ユーザーはすぐに他のサイトに移ってしまいます。
活用事例紹介
1.トップページ
ホームページの顔であり、家で言えば外観や玄関にあたるトップページ。全国の工務店のアクセスデータでも、ほとんどの会社でトップページが閲覧ランキングNo.1です。
第一印象でいかに顧客を惹きつけられるか、自社の強みや集客イベントを効果的に訴求できるかが、成果に大きく影響します。
かつては固定されたブランディングメッセージを表示し続けるのが一般的でしたが、現代ではこの方法では集客は難しいです。
情報が日々更新される時代、ユーザーは変わり映えのないトップページに飽きてしまい、最終的には他社と比較され、選ばれなくなります。
毎月イベント情報や更新情報でファーストビューを変更しているクライアントからは、
「御社のホームページはアクセスするたびにトップページが変わっていて、それがとても印象が良かった。他社と違っていつも新しい情報が増えている感じがして、また見ようという気持ちになるんです。」
といった声を実際に聞いています。
トップページは、商品展開やマーケティング戦略に応じて常に更新し、今何を顧客にアピールすべきかを考えて最適化していくべきです。
岡山県 株式会社ゼスト様
スマホでのファーストビュー画面いっぱいにリアルで質感の高い動画を活用し、縦型コンテンツならではの没入感が顧客を第一印象で強く惹きつけます。 動画はiPhoneを使って社員による撮影・編集も社内で行っています。 毎月開催される見学会イベントの度にトップページの動画を変更されています。 |
京都府 株式会社森下住建様
ファーストビューで画像が横にスライドするタイプのカルーセルスライドを採用されています。 カルーセルスライドは多様な情報をわかりやすく伝えるために効果の高い手法です。 注文住宅・リノベーション・建売住宅と多岐にわたる商品展開や イベント告知、更新情報をターゲットユーザーに伝えるために、このような手法を選択されています。 |
宮崎県 株式会社東洋ホーム様
オーナーインタビュー動画をトップページに使用し、顧客のリアルな映像を見せる手法は非常にインパクトがあります。 購入者の感想や評価が、住宅業界の集客・受注に非常に効果が高くなってきていることからこのような戦略をとっておられます。 お客様からの新たな感想動画が入手されるたびに、トップページで新しい声に差し替えておられます。 |
2.イベント情報
かつてはホームページからの新規問い合わせと言えば資料請求が主流でしたが、今では完成見学会などのイベント申し込みが主流になっています。
これは、ユーザーがHPやSNSで工務店の実例に触れる機会が増え、紙資料を経由せずに直接会社や商品を理解する時代に移行しているからです。
ペーパーレス化が進み、住宅購入層も紙媒体の資料を受け取る習慣が薄れている現代においても、資料請求の窓口を設けることは依然として重要ですが、イベントは顧客が最も動くチャンスであり、早い段階から丁寧に案内する体制を整えることが必要です。
三重県 株式会社Living Motif KIKI様
かつては、新聞や折り込みチラシで「詳しくはご来場いただいてからご確認ください」と告知しても、来場者を集めることができました。しかし、今のユーザーは事前に徹底的な情報収集を行い、詳細が分からないと比較の候補にさえ入れてもらえません。 「ネットで先に見せると来場する動機がなくなる」という考えは、時代遅れです。現代では「一部見せ」ではなく「全部見せ」が求められています。 さらに、イベント告知ページでは、イベントの詳細だけでなく、自社商品の特徴、会社の実績、他者からの評価も含めることが重要です。SNSやWEB広告でイベントを知り、訪問したユーザーは、告知ページだけで全ての情報を把握したいと考えています。このように、一度の訪問で商品や実績の魅力を伝えることで、コンバージョン獲得の可能性が高まります。 |
3.完成写真集
工務店ホームページで最も人気のあるコンテンツです。
ユーザーは、コンセプトページを見るよりも、実際の施工例を通じて、自社の商品が自分たちに合っているかどうかを直感的に判断し、共感から始めます。
富山県 岡崎工務店様
スマホファーストで縦型コンテンツを徹底されています。個々の写真に具体的な特徴や提案内容が伝わるように丁寧に説明コメントも入れておられます。 写真はiPhoneを使って社内で撮影されているので、完成したらすぐに写真を撮影してホームページで公開することができ、見込み客へのスピーディーな情報提供に成功されています。 |
4.現場レポート
「プロセスエコノミー」という言葉があります。
情報化社会の今日、商品の質は全体的に底上げされており、完成品だけでの差別化が難しくなっています。
プロセスエコノミーとは、製品やプロジェクトの過程を見せることでユーザーの興味を引き、親しみを感じてもらい、最終的にファンになってもらうという方法です。
大阪府 ウエストビルド様
現場レポートはただの建築工程写真ではなく、お客様のご要望にどのように寄り添い、プロの提案力で満足していただき、完成までの過程を丁寧に報告しています。 |
愛知県太陽住宅様
工程報告を全て動画で実践されているケースです。 情報量の多い動画は、よりリアルでわかりやすいですね。 |
5.SNSとの連携
SNSを活用して、工務店のホームページと連携させることで、さらに多くの潜在顧客にアプローチすることが可能です。
SNS上での情報発信とホームページを相互にリンクさせることで、集客力を高めます。
長崎県 株式会社山内住建様
インスタグラム、YouTube、TikTokで縦型動画を展開。ホームページでも同じ動画を埋め込んで顧客に訴求しています。 |
まとめ
ホームページデザインは時代のトレンドに合わせて進化しています。
最も適したデザインや技術を採用することが重要ですが、ユーザーはコンテンツを通じて商品や会社の独自性を見極めています。
そのコンテンツは、自社ならではのものを創り出すことが鍵となります。
どう自社独自のコンテンツを生み出し、効果的に活用するかについてお悩みの際は、ぜひご相談ください。
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