ブロードウェイミュージカル シカゴ アベニューQ スパイダーマン
ニューヨークのメイン目的はいつもミュージカル。
今回も1日1つ、観てきました。
選んだのは、シカゴ、アベニューQ、スパイダーマンの3つ。
★CHICAGO
私の大好きなミュージカルのひとつ。
実は2009年にもニューヨークで同じ舞台を見たのですが、どうしてももう一度観たくて、行ってきました。
ブロードウェイでは常時40くらい?のミュージカルがやっているので、本当は新しいものを観たいところ、それでも私の気持ちにランクインしてきたシカゴ、恐るべしです。
舞台はやっぱり、すごいのなんのって。
最初のヴェルマの登場シーンでは鳥肌がたって涙まで流れてしまいました。
トニー賞8部門ノミネート、6部門受賞、本当にすごい名作だと思います。
私は2幕よりも1幕の方が好きで、ふっ、と気が抜ける隙もなく、ずっと見せ場が続きます。
シーンとしてはAll That JazzはもちろんのことCell Block Tangoのシーンが好きです。というか、全部好きなんですけれど。
PLAY BILLの楽しみ方も前回からようやくわかるようになってきたのですが、今回も楽しめました。
これによるとヴェルマ役を演じたamra-faye wrightはすごい女優さん。演技だけ観ていても凄さは圧倒的で、ヴェルマが登場すると劇場内のオーラがガラッとヴェルマオーラに変わる。だからPLAY BILL読んですごいこともわかって、納得という感じです。
もう一人すごかったのがMary Sunshineを演じたR.LOWE。PLAY BILLによるとオペラには数多く出演されているみたいですが、ブロードウェイはデビューだったみたい。もう一回歌聞きたいなぁ。
シカゴについてはもっと書きたいことがあるのですが、長くなりすぎそうなので最後にひとつだけ。
去年だったですかね?米倉涼子がブロードウェイでシカゴに出る、って騒がれていたの。私、米倉涼子はとても好きなんですが、それでも、さすがにブロードウェイは無理やろーと思っていました。
で、劇場を出てびっくり。
劇場の外には、直近の歴代だと思われるヴェルマが飾られていました。
近くでみると・・・。
なんとそこに米倉涼子が(゜o゜)
すごいですね。
★AvenueQ
オフブロードウェイ感ぷんぷんの劇場。
あぁ、こういう空間も、たまらなく好き!
アベニューQ、日本ではあまり馴染みのないミュージカルですが、2004年トニー賞にて最優秀ミュージカル作品賞を含む3部門を受賞しているミュージカル。
まさかのパペット(セサミストリートみたいな人形)を操るミュージカルなので、見た目だけの印象でいくと、「ほんまに面白いの~??」と思ってしまいます。
でもこれが、すごいんです。
ストーリーは私の大好きなミュージカルRENTに近く、失業、人種差別、同性愛などテーマはかなり深め。
英語を理解できないと楽しめないので、観に行く場合は事前にストーリーをネットで収集することを強くお勧めします。
このミュージカルは、グサッ、ザクッと心に突き刺さりました。
素晴らしいミュージカルだと思います。
★SPIDER-MAN
このミュージカル、期待してたんですよねー。
なんといっても、2年前人気過ぎてチケットがとれず観ることができなかったミュージカルだったので。
だからノリノリで劇場前で手から糸だした写真なんて撮ったりしていました。
正直な、観た感想。
んー。ミュージカルっていうか、ショー?
とにかくスパイダーマンが、飛ぶ飛ぶ。劇場内を飛びまくりです。
それがこのミュージカルの見せ場なので、普通のミュージカルを楽しみたい、という人にはちょっと違和感があるかもしれません。
例えば私の場合、ミュージカルを観終わった後、自分の心に刺さったシーンと歌が頭の中を埋め尽くします。それがとても心地よくて、歌を思い出すたびに、もう一度あの空間に戻りたいって思います。
でもスパイダーマンは特に音楽が頭に残ることはなくて、それよりも、スパイダーマン飛んだなー、ということが印象に残ります。
だから、アクロバットなエンターテイメントショーなのかな、という感想。そうだと思って観れば、とてもいいと思います。実際、客席には子供たちが多く、キャアキャアと楽しんでいました。
とかなんとか言いながら、グリーンゴブリン(悪役)が劇場内を駆け抜けるシーンで、私の横を通るときに手を出してみたら、なんとハイタッチしてもらって、すっごくご機嫌だったんですけれど(*^。^*)
そんなミュージカル鑑賞。
今回も、最高でした!!