必要な情報をいかにして集めるか
新潟から出ることができなくなった私には、とにかく情報が必要でした。
被災地はどうなっているのか。
新潟はどうなっているのか。
新潟にも被害がやってくるのか。
上越新幹線は動くのか。
京都はどうなのか。
会社のみんなはどうなのか。
家族はどうなのか。
そして、私の情報を伝えることが必要でした。
家族に。
会社の人に。
心配で連絡をくれた友達に。
電話はつながらない。
あるのはスマートフォンのメールとポケットWifiで接続したiPadとチェッインしてからは、ホテルのテレビ。
情報を入手するのに一番使ったのは、スマートフォンでアクセスしたツイッター。
情報を発信するのに一番使ったのは、スマートフォンでアクセスしたツイッターとスマートフォンのメール。
入手する情報は、かなり混乱。
不確かな情報がたくさん溢れていて、これを信じて行動するべきかどうか。。。情報を取捨選択する能力がとても必要。
必要なのは、「本当の確かな情報」
昨日はかなりの混乱状態でこれを入手するのが本当に難しく、気持ちも余計に焦りだす。
でも、時間がたつにつれ、情報がどんどんと整理され、特にツイッターでは、必要な情報がしっかりと流れだしたのです。
もちろん明らかに「ガセ」とわかるものをリツイートしている人もいたのですが、それに対して「それはガセですよ」と説明している人もいる。
そのうち、日本語だけでなく外国語に対応した情報や、炊き出しマップなどの情報が流れだし、「手話での放送が欲しい!」という要望を呟いた人がいたかと思えば、しばらくすればNHKでやっていますよ、の情報が流れ出す。
ちなみに、ツイッターで「手話放送をやっている放送局がないんです、どこかでやってもらえるようツイッターで拡散してください。」そんな風なつぶやきをみたんです。そしてしばらくしてNHKで手話をしている情報が流れました。ツイッター発信で始まったのか、そもそもやっていたのかは知らないのですが、ツイッターからの発信で始まったかのように、私には見えました。不確かですが。
「位置情報をONにしてつぶやけば、その人がどこでつぶやいているかがわかる。だから、孤立している人は、それでつぶやいてください!!」
このようなつぶやきを見たときには、スマートフォンとツイッターの素晴らしさに感動さえ覚えました。
被災地ではスマートフォンの電波はつながらないので、ツイッターで情報が流れても本当に必要な人には届かなない、そんな情報も目にしましたが、それでも、それがクリアになれば、素晴らしいネットワークです。
どちらにせよ、新潟で隔離された私にとっての情報源。スマートフォンでのツイッター。
心底、役に立つのです。