ピンタレストって、ご存知ですか?
ピンタレストはFacebookやインスタグラムのような、SNSの一種。
今ピンタレストが、住宅会社WEBの集客窓口に、ぐいぐいと入り込んでいるのです。
ピンタレストって?
ピンタレストは、WEBサイトの画像をブックマークするウェブサービスで、画像がメインのSNSです。昔は気に入った画像を雑誌から切り抜いてスクラップしていましたが、今はWEBにある写真を自分のピンタレストに保存しお気に入りを集めます。(住宅であれば参考にしたいイメージやインテリアの画像)
ピンタレストに保存できる画像には、
- 既に誰かがピンタレストで保存したピンタレスト上にある画像
- WEBサイトにある画像
があり、ユーザーは保存したい画像をリビングの写真、キッチンの写真、などカテゴリに分けて(ピンタレストではボードと呼ぶ)保存することが可能です。
インスタグラムのようにピタレスト上で検索することも可能で「ナチュラルレトロなキッチン」と検索することでお目当ての画像と出会い、保存することが可能です。
工務店にとって何が良い?
自社WEBサイトへの流入を増やすことができる
ピンタレストで保存されている(ピンタレストではピンされていると呼ぶ)画像は、元々その画像があったWEBサイトのURLとともに保存されています。ピンタレスト上で画像を拡大・クリックすると、写真が元々あったWEBサイトが表示されます。
住宅会社側からすると、ピンタレスト内にある写真から自社サイトへ誘導し集客の窓口が増えることになります。
ユーザーが自社の画像を拡散してくれる
ピンされている画像の80%は元々誰かがピンしていたものをさらにピンした(ピンタレストではリピンと呼ぶ)ものだと言われており、情報拡散のカギは一度ピンした画像を他のユーザーが拡散してくれる「リピン」にあります。
住宅会社が自社の画像をピンしておくと、ピンタレスト内にあるその画像を気に入ったユーザーがリピンによって拡散してくれます。
実際、どのような効果がでているの?
2017年9月、WEBサイトにやってきたセッション数が17,331、という住宅会社がありました。
17,331の内訳は、ソーシャルが5,444、自然検索が4,827、直接が3,112。
ソーシャルからの流入が最も多く、31%という結果です。
さらにソーシャルの内訳をみてみると、5,444の内なんと5,126セッション、実に94%がピンタレストからの流入だったのです。
これだけだと「ただサイトに来る人が増えただけ」と考える人もおられるかもしれませんが、実はこの5,126セッションの内、なんと4人が資料請求を行いました。
ピンタレストで成果を出すためには?
ピンタレストはSNSです。インスタグラムなどのSNSと同じく無料で始めることが可能。まずはビジネス用のアカウントを作りましょう。個人ではなくビジネスアカウントで作成すると、インスタグラム等と同じようにインサイトが利用できるようになります。ビジネスですからロゴや概要なども抜けなく登録しましょう。
次に自社WEBサイトにある写真を全て自社アカウントでピンします。ボードはできるだけ細かくし、特にピンタレストユーザー(女性)が好むボードを増やします。
ピンタレストは基本スマートフォンでアクセスされることから、スマートフォン戦略に合わせた写真を選別するとより効果的です。
また忘れてならないのが検索機能。インスタグラムではハッシュタグが検索でヒットしていましたが、ピンタレストではWEBサイトのOGP設定などが影響を及ぼします。ピンタレストからの集客増加を狙うためにはWEBサイトのOGPが設定できる構造的改善も必要です。
その他、ピンタレストアナリティクスで発行されるタグをWEBサイトに埋め込む設定や、バリデータなど、少し複雑ではありますが必ず行ったほうが良い設定など、しっかりと押さえておくことが必要です。